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レイン・イン・エチオピア

エチオピアへ出張に来て1週間が経ちました。

前回は乾期のまっただ中で、
真っ青な空と赤く乾いた大地に囲まれて過ごしていましたが、
今回は雨期のまっただ中。
煙のように立ちこめた灰色の雲り空の下、青々と生い茂る緑が広がっていて
まるで、全く別の土地のようです。

この季節のエチオピアは、日中でも吐息が白くなるほどの寒さ。
日本のように暖房や暖かいお湯のお風呂がないので、
寒がりの私は屋内でもダウンを着込んで暮らしています。

日本では、アフリカンというと底抜けに明るく、オープンでイージーゴーイング…
といったイメージをお持ちの方が多いと思うのですが
(実際私が今まで住んだり旅したりしたアフリカの他の国にはそういう方が多かった!)、
エチオピアにはシャイで慎み深く、哲学的な話が好きな方が比較的多いようです。
この国の厳しくも美しい四季を一通り経験すると、
なんとなくその理由が分かるような気がします。


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後ろに聞こえる演歌のような民謡のような調べは、エチオピア正教の午後の読経です













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1月のクリスマス

本日1月7日はエチオピアのクリスマス。
日本ではクリスマスというとなぜか恋人同士が愛を誓い合ったり、みんなで騒いだりするよく分からないお祭りの日になっていますが、
エチオピアでは、家族が集まって鶏や羊をさばいて皆で神様に感謝しながら食事をするという神聖でピースで静かな日です。

いつもは混雑しているメインロードに車も人影もほとんど見えません。
私も友人の家々にお邪魔して、エチオピアのクリスマスを一緒にお祝いしました。

以前は職場で一番小さくて家具もない、裸電球ひとつだけのぼろい家に住んでいた元同僚が、結婚して大きなお家をたてて、車も買って、皆で仲良く住んでいたり、
以前同じコンパウンドに住んでいた赤ちゃんが、すっかりかわいらしい女の子になっていたり…

久々に訪れた友人たちの家は懐かしくもあり、新鮮でもありました。

手作りのエチオピア料理もとてもおいしい!

とても楽しく、そして苦しい(←食べ過ぎて)幸せなクリスマスでした!

おまけ1 通りすがりでみかけたサンタクロース。
近くで見ると目の穴からかすかに見える黒い肌がちょっと怖い。
写真とったら10ブルくれ、と言われてしまった…苦笑
0107santa.jpg


おまけ2 クリスマスの日の朝、なぜか正装して空手(?)の自主練に励む少年。かわいすぎる!
0107karatekid.jpg


変わったこと。変わらないこと。

6年ぶりに訪れたエチオピア。

見慣れた泥だらけの道を歩いていると
ここへ住んでいたことも
6年間この土地から離れて全く違う生活をしていたことも
今ここへまた新しいプロジェクトを始めるために戻ってきたことも
どれもなんだか夢の中の話のようで、不思議な気持ちになる。

だけど、当たり前かもしれないけれど
エチオピアも6年前と全く一緒ではない。

まず、車が以前とは比べ物にならないくらい増えて空気が真っ黒になってた!

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首都アディスアベバはオープンカフェが多くて、
そこでおいしいコーヒーを飲みながらマンウォッチングするのが好きだったけど、
今とても外で飲食する気にはなれない。
JOCVたちは鼻毛が超のびるといってた。
空気が澄んで空が真っ青なのが、ほかの途上国の首都と比べて
アディスアベバの大好きなところだったのに、
これはちょっと残念。

以前は高い建物っていくつかしかなかったのに、今は知らないビルがいくつも建ってる。
建築ラッシュ。

0131building.jpg

そして以前はほとんど見なかった富裕層も増えている。
6年前なら外国人しかいなかったような高級ホテルやレストランにもたくさんのエチオピア人が。
こちらで開発コンサルをしている友人に聞くと、
彼らの多くはアメリカからの帰国組、いわゆるディアスポラだとのこと。
たしかにファッションや身のこなしが少し洗練されていて
一目みて普通のエチオピア人と少し違うことがわかる。

それから、噂には聞いていたがインフレが本当にひどい。
以前住んでいた家の大家さんに会ったが、2300ブルだった私の部屋の家賃も今は1万ブル以上だと言っていた。
主食インジェラもコーヒー豆もガソリンも毎週のように値上がりしていくが、給料は微増で庶民の生活はかなり厳しいらしい。

そのためスリなどの犯罪が急増しているとのこと。
以前はあまりなかったような悪質な手口
(ドライバー、車掌、乗客すべてグルの窃盗ミニバスなど)が
横行しているのだそうだ。
アフリカでも最も治安のよい国の一つと言われていたエチオピアが
そんな状況においこまれている事実に胸がいたむ。

要するに、今エチオピアはディアスポラなど富裕層を中心としたミニバブルと、
そこから取り残された大部分の庶民の間の経済格差が
凄まじい勢いで広がっているようなのだ。

もちろん昔と全く変わっていないものもたくさんあった。

インジェラ(こちらの主食)は酸っぱく、ワット(インジェラと一緒に食べるシチュー)は辛い。

ぼろぼろのお札から立ち上るケベ(香辛料を使ったバター)の匂い。

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ミニバスのドライバーたちが、私をみつけるとボレボレ!(日本人が多くすむ土地の名前)といいながら
眉毛を上げて交信を計ろうとしてくるとこ。

女の子がとてもかわいいこと。

コンジョ

赤い服や靴が大好きなのも相変わらずのようだ。

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そしてやっぱりエチオピア人はシャイで穏やかで優しい。
着いて一日しかたってないけど、タクシーの運転手や宿の人と交渉してくれた女の子や、宿泊したゲストハウスのスタッフなど、知り合ったいろいろな人たちに、とても親切にしてもらった。
久々に会った昔借りてた部屋の大家さんや、友人に暖かくもてなしてもらった。

建物や道路や、たとえインジェラの味が変わることがあっても
人の心はこのまま、穏やかで優しいままであってほしいけど
このまま経済格差が広がり続けたら…と、建設中の高層ビルを見上げながらぼんやり考えた。

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Author:hiroko
株式会社andu amet代表

ETIC.ソーシャルベンチャースタートアップマーケット第1期メンバー
http://startups.etic.or.jp/archives/231/

イノベーショングラント第5期フェロー
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