スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヨルダノス

ある資料を作るために調べものをしていたら、
私と友人が2004年にエチオピアでファッションショーをした時のモデル、ヨルダノスが、
なんとその直後eliteやstormという超一流モデルエージェントと契約をし、
Giorgio Armani などのショーモデルを務めていたという記事を偶然発見しました。

http://pardonmyblog.co.uk/archives/6145

あまりにも大出世すぎてびっくりだけど、
とってもとってもうれしい!

ちなみに、こちらの写真でヨルダノスが着てるのはArmani …

queen.jpg

ではなく、エチオピアの革を使って私と前述の友人と、
andu ametでは現地製造担当にもなってもらうヒルットで作ったドレス。
エチオピアの南部に生きるひとびとをイメージしてデザインしました。
懐かしい…。

思い返してみると、この時もめちゃめちゃめちゃ大変だったけど、
やっぱり色んな人にいっぱい助けていただいて、
結局大成功を収めることができたのだった。
この記事がこのタイミングで出てきたのは、
今がどんなに大変でも、努力すれば最後にはあの時みたいにまたちゃんと上手くいくから、
安心して前へ進めっていうメッセージだったりするのかな。
都合がいい解釈かもしれないけれど、そういうことにしておきます(笑)
スポンサーサイト

コーヒーのないコーヒー店

現地の友人に誘われ、7年ぶりにブンナベットに訪れた。

ブンナベットとは、エチオピアのことばでコーヒーの店という意味だが、
行ってもそこにコーヒーはない。
あるのはお酒と女だけ。
売春バーのことなのだ。

ネオンがまだそれほど一般的ではないこの国で一晩中煌々と灯りをつけ、
アップテンポの音楽を響かせているのですぐにわかる。
店に入ると男たちの間を、躯の線がはっきりと出るような服を着た女たちが
なまめかしく渡り歩きながら、自分をもっとも高値で買ってくれそうな男を物色している。

今でこそ、このアディスアベバの町もバーやレストランが充実しはじめてきているが
私が協力隊として住んでいた7年前は、町でお酒を飲める場所は限られていて、
現地の人たちと飲みに行くというと、必ずブンナベットだった。

男どもは珍しそうに遠巻きに私を眺めるだけでめったに声をかけてこないが、
むしろ娼婦の子たちがおもしろがって話しかけてくる。
どこから来たの?エチオピアの言葉、どこで覚えたの?何してるの?
ひとしきり質問攻めにあったあと、必ず言われるのが
「兄弟いる?私をお嫁さんにしてくれない?
 一番目の奥さんがいるなら2番目でもいいから。
 私、うまくやれる自信あるよ!」
 ”コーヒーショップ”にもランクがあるが、
場末の店で働く娼婦たちが毎晩何人もの男とベッドを共にしても得られる稼ぎは驚くほど少ない。
それより外人の愛人にでもなるほうが手っ取り早いと知っているのだ。

はじめの内は言葉に詰まっていた私だが、
彼女たちのあっけらかんとした笑顔に次第に調子をとりもどす。
ファッションや好きなタイプの男性の話になるととまらないのは
日本の普通の女の子と一緒だ。

それでも羽振りのよさそうな男が店内に入ってくれば急にプロの顔つきに変わり、
私は思い出させられる。
そう、彼女たちは気晴らしにここへ来ているわけじゃない、生きるために来ているのだと。

変わったこと。変わらないこと。

6年ぶりに訪れたエチオピア。

見慣れた泥だらけの道を歩いていると
ここへ住んでいたことも
6年間この土地から離れて全く違う生活をしていたことも
今ここへまた新しいプロジェクトを始めるために戻ってきたことも
どれもなんだか夢の中の話のようで、不思議な気持ちになる。

だけど、当たり前かもしれないけれど
エチオピアも6年前と全く一緒ではない。

まず、車が以前とは比べ物にならないくらい増えて空気が真っ黒になってた!

0101building.jpg

首都アディスアベバはオープンカフェが多くて、
そこでおいしいコーヒーを飲みながらマンウォッチングするのが好きだったけど、
今とても外で飲食する気にはなれない。
JOCVたちは鼻毛が超のびるといってた。
空気が澄んで空が真っ青なのが、ほかの途上国の首都と比べて
アディスアベバの大好きなところだったのに、
これはちょっと残念。

以前は高い建物っていくつかしかなかったのに、今は知らないビルがいくつも建ってる。
建築ラッシュ。

0131building.jpg

そして以前はほとんど見なかった富裕層も増えている。
6年前なら外国人しかいなかったような高級ホテルやレストランにもたくさんのエチオピア人が。
こちらで開発コンサルをしている友人に聞くと、
彼らの多くはアメリカからの帰国組、いわゆるディアスポラだとのこと。
たしかにファッションや身のこなしが少し洗練されていて
一目みて普通のエチオピア人と少し違うことがわかる。

それから、噂には聞いていたがインフレが本当にひどい。
以前住んでいた家の大家さんに会ったが、2300ブルだった私の部屋の家賃も今は1万ブル以上だと言っていた。
主食インジェラもコーヒー豆もガソリンも毎週のように値上がりしていくが、給料は微増で庶民の生活はかなり厳しいらしい。

そのためスリなどの犯罪が急増しているとのこと。
以前はあまりなかったような悪質な手口
(ドライバー、車掌、乗客すべてグルの窃盗ミニバスなど)が
横行しているのだそうだ。
アフリカでも最も治安のよい国の一つと言われていたエチオピアが
そんな状況においこまれている事実に胸がいたむ。

要するに、今エチオピアはディアスポラなど富裕層を中心としたミニバブルと、
そこから取り残された大部分の庶民の間の経済格差が
凄まじい勢いで広がっているようなのだ。

もちろん昔と全く変わっていないものもたくさんあった。

インジェラ(こちらの主食)は酸っぱく、ワット(インジェラと一緒に食べるシチュー)は辛い。

ぼろぼろのお札から立ち上るケベ(香辛料を使ったバター)の匂い。

birr.jpg

ミニバスのドライバーたちが、私をみつけるとボレボレ!(日本人が多くすむ土地の名前)といいながら
眉毛を上げて交信を計ろうとしてくるとこ。

女の子がとてもかわいいこと。

コンジョ

赤い服や靴が大好きなのも相変わらずのようだ。

red.jpg

そしてやっぱりエチオピア人はシャイで穏やかで優しい。
着いて一日しかたってないけど、タクシーの運転手や宿の人と交渉してくれた女の子や、宿泊したゲストハウスのスタッフなど、知り合ったいろいろな人たちに、とても親切にしてもらった。
久々に会った昔借りてた部屋の大家さんや、友人に暖かくもてなしてもらった。

建物や道路や、たとえインジェラの味が変わることがあっても
人の心はこのまま、穏やかで優しいままであってほしいけど
このまま経済格差が広がり続けたら…と、建設中の高層ビルを見上げながらぼんやり考えた。

Twitter
 
resent post
全タイトルを表示
category
tags

co_samet 革にまつわるエトセトラ 製作風景 風景 クリエイター HIRUT アート イベント 職人さん  エチオピアンビューティ 音楽 東日本大震災 ダンス anduametのこだわり 

calendar
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
profile

hiroko

Author:hiroko
株式会社andu amet代表

ETIC.ソーシャルベンチャースタートアップマーケット第1期メンバー
http://startups.etic.or.jp/archives/231/

イノベーショングラント第5期フェロー
http://www.i-grant.jp/

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。